カストロールは、優れた環境性能が単なる主張にとどまってはいけないことを認識しています。予測が不可能な現場条件で稼働しなければならない、課題の多い石油・ガス業界においては、環境性能を毎日のように立証し、適切な科学的データを用いてそれを裏付ける必要があります。
製品主張が適切な科学的データで裏付けられていることを確かめるには、的確な質問をすることが重要です。お客様は、選択した製品がその主張に見合ったものであることに確信を持つ必要があります。そのため、カストロールの専門家は、淡水条件や土壌条件ではなく海洋環境を模倣した条件の下で徹底的な試験を行っています。カストロールは、この分野をリードするため、設備部品レベルで試験を行い、海洋毒性、生分解、生体内蓄積性に関するデータを存在レベルに関係なく収集するための時間と労力をつぎ込んでいます。カストロールはこのデータを分析し、製品の真の環境性能が明らかであることを確認します。そうして初めて、カストロールは自信を持ってお客様に製品をお勧めします。
カストロールにとって、マリン向けソリューションの開発は操作性能の最適化とコスト削減に向けたお客様のサポートと同様に重要です。カストロールにとって、この産業の未来の保護は不可欠です。
海洋へ放出される化学物質の環境への影響に関する重要な側面は、以下の3つのカテゴリーに大きく分類されます。
OECD 306 - 海水における生分解性
ASTM 5864 - 潤滑油の淡水における生分解
CEC L-33-A-94 - 淡水における2ストロークサイクル船外機エンジンオイルの生分解性。試験方法はもうご利用いただけません
OECD 301B - 淡水における易生分解性(修正Sturm試験)
OECD 201 - 淡水藻に対する毒性
OECD 202 - 淡水カイアシ類に対する毒性
OECD 203 - 淡水魚に対する毒性
OECD 203 / PARCOM 1995 - 海水魚に対する毒性(カレイ類)
ISO 10253 - 海藻類に対する毒性(珪藻)
ISO 14669 - 海藻類に対する毒性(珪藻)
PARCOM 1995 - 堆積物を攪拌する底生動物(底生エビ)に対する毒性
OECD 117 - 生体内蓄積性 - 生物の脂肪組織における有機化学物質の蓄積
OECD 107 - 生体内蓄積性 - 生物の脂肪組織における有機化学物質の蓄積